Lyric

「私の好きなところを何個か言ってみて」

って君に聞かれたから

顔と声と料理と、あとは、

まぁ楽なとこって逃げた

今更になって もし間に合うなら

胸の中で君の温もり

君の匂いがほら、、残ってる

あの頃のままではいられずに

変わっていく生活の中で甘えていた

4番目が本当の気持ちだって

あれは心理テストだったんだね

君が買ったチョコレートがテーブルの上

溶けて形を変えている

僕がそれを口にしちゃう前に

早く　迎えに行かないと

優先する順位も

君は4番目とかでも納得していた

寂しいって言わないから

寂しくない と なんか決めつけていた

今更になって 馬鹿な男だよ

済んだ気になって

わかるでしょって

また君を強くさせていた

二人で選んだあのパキラが

しおれて喉が乾いたよって泣いてる

風に吹かれて元気に揺れていた時は

全然気にも止めなかったから

飛び出した街の中には

"昨日までの僕たち"しかいなくて

空の上でぼんやりと

三日月が雲に溶けていく

ここじゃない ここにもいない

充電がなくなって

そこじゃない そこにもいない

一旦 家に戻ると

灯りのついた部屋の中で君が

ジョウロを持ったまま立っていた

「どこに行ってたの?」 って分かってるくせに

ねえ 真っ赤な目してさ

君が買ったチョコレートが

テーブルの上から消えてるのに気付いて

僕が君に「ごめんね」って言うと

一回パンチして

「おかえり」と

笑った