Lyric

あの頃の僕らはいつも

夢に溢れた希望の瞳をして

手あたり次第　何でも掴んで

希望を振りかざしてた

繋いだ僕らの手はいつも

泥にまみれ夢を追いかけた手

汚れた服の染みでさえも笑って

輝く冒険を待ってた

はずだった。

いつしか汚れる事をおそれて

はずだった。

いつしか平坦な道をえらんで

一体僕らは何処であの夢を

置いてきたのかな。

子供の頃抱いたあの情熱が

胸の奥に閉ざして塞いでいた

僕はこの手で何を守って

何を描こうとした

大人になって抱いたこの感情が

胸の奥に隠して塞いでいた

僕はこの手で何を掴んで

何を描きたかったんだ

そうか

これが大人になるってことなら—。

なれなくてよかった...のにな—。

あの頃の僕らはいつも

嘘にまみれた大人の目をみて

手さぐり次第　何でも信じて

期待を膨らませてた

繋いだ未来の切符はいつも

大事に握って明日を追いかけて

汚れた服の深い意味さえも知らずに

拭う事さえしなかった

はずだった。

いつしか汚れる事を嫌って

はずだった。

いつしか凸凹な道を拒んで

一体僕らは何処であの日々を

置いてきたのかな。

子供の頃夢見たあの熱情が

喉の奥に戻して塞いでいた

僕はこの口で何を話して

何を離そうとした

大人になって抱いたこの激情が

喉の奥に詰まって藻掻いていた

僕はこの口で何を語って

何を吐こうとした

なんだ

これも大人になるってことなら—。

なれなくてよかった...のにな—。

なんて言ってみたりして

全部自分が弱かっただけ

叶いもしない夢なんて

全部忘れた振りして

何かのせいにして

周りの世界に溶け込めない自分を

認めたくなかった

子供の頃抱いたあの情熱が

瞳の奥で今輝きだして

僕はこの足で夢を辿って

下手なりに抗って

大人になって歩んだこの日常が

瞳の奥で明日を覗いて

僕はこの手で地図を描いて

冒険の続きを歩き出してた

そうか

これが大人になるってことなら—。

案外悪くもない...のかな—。