SEASONS Front Cover

Lyric

SEASONS

YAMAO THE 12

心配ばかりと言ってもお互い様

それがこの距離感の良さなんだろうな

ずっと一緒にいたわけじゃないけど

なんとなくで分かるそのなんとなくが心地良い

別に多くを語らなくても以心伝心

すぐに分かる空元気なら

代わりなんて務まらない 唯一無二

お前じゃなきゃ無理っていう信頼が武器

春の桜に出逢いより「別れ」を感じては

大人になったことを少し実感する

人波にまた溺れそうになりながら

居場所を 還る場所を探している

せわしく過ぎるこの日々の中で

呼んでいた聞き覚えのある名前

だから心が泣いてしまうその前に

またどこかで会えたら

いつも忘れた頃に返事がある

会わなくなったとしても疎遠にならず

最初に言いたかった言葉が「ごめん」に代わる

たぶん本当は他にもあったはずなのに

なんとか越えてきた夜の物語

今となってはこの声も届かない

またいつかの「いつか」がそこまで来ていた

俺達はずっと同じ夢を見ていた

夏の花火の「儚さ」に急かされたら

その刹那に咲くように命を燃やそう

例えそれが一瞬だとしても

輝いていたことに変わりはしない

激しく畝るこの日々の中で

叫んでいたずっと知っていた名前

だから心が折れてしまうその前に

またどこかで会えたら

気付いたら気付いたでよそよそしい

だからってわざとらしくしなくていい

何もしていないのに救われたなんて

本当に救われてたのはいつも俺の方

求めていない見返りに応えるよりも

何も言わずに隣で愚痴を拾ってくれていた

照れ臭くて言えなかったあの日の「ありがとう」

それが唯一の後悔になっていくだろう

秋の紅葉が「寂しさ」で色付いても

帰り道が少しでも楽しみになりますように

伸びた影を2つ並べながら

くだらないことでまた笑えたなら

切なく染まるこの日々の中で

聴こえていた馴染みのある名前

だから心が弱ってしまうその前に

またどこかで会えたら

何もかもが嫌 そんな日が

あったことさえも忘れさせてくれる存在だ

そうでありたいしそうであってほしい

それはこれまでもこれからも同じように

かけがえのない時間とはきっとこのことだ

それに気が付かせてくれたのは後からだった

「またいつか」のいつかはとうに過ぎ去って

ようやく俺達は現実と向き合って

冬の雪に「暖かさ」を覚えていたのは

それはあの時に一人じゃなかったからだろう

寒い中でも何故か平気だったのは

一生懸命 描いた夢に火照っていたから

次第に汚れてくこの日々の中で

忘れることなく覚えていた名前

だから心が負けてしまうその前に

またどこかで会えたら

※※

親愛なる友人へ

今はどこかで元気にやっていますか

そこから逃げたくなったその時に

一番に思い出すのはあの頃のことだろう

例え今が辛かったとしても

季節は巡る俺達を残して

例え今が幸せだとしても

季節は巡る俺達を遺して

  • Lyricist

    YAMAO THE 12

  • Composer

    Meiz Beats

SEASONS Front Cover

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    SEASONS

    YAMAO THE 12

YAMAOTHE12による12週連続リリースの第11弾シングルになります。プロデュースはMeizBeatsが担当。四季の流れを忠実に描写した言葉と共に今は会えなくなった友人への想いを紡いでいます。疎遠になってしまった友人に連絡してみませんか?

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