Lyric

電車は5分の遅延

理由を眺めてスマホに戻る

同じルートを今日もなぞる

同じ言葉を今日も吐く

似たような味

似たような温度のパンを

咀嚼して飲み込む

脳は使ったり

使わなかったりする

時計の針と

溢したコーヒー

繰り返す何度も

何度も何度も

誰かの話し声

得られない同意

繰り返す何度も

何度も何度も

昨日と明日のちょうど中間で

意味なんて気にも留めず僕は

僕は

僕は呼吸をする

希望と絶望のおよそ中間で

ただただ現象として

君が笑う

君が笑う

太陽が昇って

雨が降って

花が咲いて

君が笑う

空が泣いて

夜が死んで

鳥が歌って

君が笑う

昨日と明日のちょうど中間で

意味なんて気にも留めず僕は

僕は

僕は呼吸をする

希望と絶望のおよそ中間で

ただただ現象として

君が笑う

君が笑う

帰路を辿って

安酒を飲み干して

電気を消して

今日を終わりにする

夢を見るのか

見ないのか知らないが

もし夢を見るならきっと

夢の中で君が

君が