Lyric

最近すっかり見なくなった

ヘッドホンしている女の子

「流行りの歌は知らない」って

口癖みたいに言ってったな

強がっていつも独りで

人間嫌いなんて捻くれてて

俯き気味に背中丸めて

何から自分を守っていたの

時々すれ違う度に聴こえていた

君の口から零れていた

歌を思い出していた

ヘッドホンガール君は今でも

心に空いた穴を塞ぐように

ヘッドホンを耳に強く押し当てて

雑踏の中に佇んでいるのかな

教室

公園

駅のホーム

何処かで見かけていたヘッドホンガール

デフォルメされた君の面影が

消えない

消えないよ

時々どこか安心したように

顔を上げて夜に紛れていった

君の横顔をちょっと思い出していた

ヘッドホンガール教えてくれよ

ヘッドホンの中に救いは本当にあったの？

ヘッドホンガール君が笑えば

もう少しだけこの世界で生きていけると思えるんだ

ヘッドホンガール君は今でも

心に空いた穴を塞ぐように

ヘッドホンを耳に強く押し当てて

雑踏の中に佇んでいるのかな

最近久しぶりに見かけた

ヘッドホンしている女の子

流行りの歌は今でも知らないって

言うのかな