Lyric

霧が降りる　美濃の朝

息を潜める　影の差

慶長五年　九月十五

動き出す　運命の音

心が打つ　ドラムのよう

誰が味方　誰が裏

ここで決まると　知っている

天下分け目の　関ヶ原

秀吉の後の世

揺れる政　不安の中

家康は東へ　義を掲げ

上杉討伐　その名目

見抜いた三成　鋭い眼

「それは豊臣　奪う手」

忠と義で　西が集う

誓いの数だけ　刃立つ

東は七万　西は八万

数字じゃ測れぬ　覚悟の差

全国の大名

二つに分かれ　未来を選ぶ

霧の中で　旗が揺れ

進むも戻るも　許されない

一進一退　時が止まる

まだ　勝者は　名を持たない

天下分け目

This is the line

一瞬の選択

Choose your side

裏切りの矢が　空を裂く

History turns tonight

天下分け目

No way back

霧が晴れたら　答えは一つ

This is Sekigahara

動いたのは　小早川

迷いの先の　一振り

その背中向きで　流れ変わり

西の陣形　崩れてく

信じた絆　音を立て

叫びは霧に　飲まれてく

六時間だけの　地獄の中

勝敗はもう　見えていた

三成　退き　名を背負い

誠は敗者に　残される

剣じゃなく　選択が

国の道を　決めていた

勝った理由は　強さだけ？

それとも冷たい　計算か

正義の形は　一つじゃない

歴史はいつも　無言で進む

天下分け目

This is the line

迷いは刃に

Turn to pride

時の声が　空になる

History turns tonight

天下分け目

No way back

ここで終わり　ここで始まる

This is Sekigahara

この勝利で　基盤固まり

江戸へ続く　夜明けの時

血と選択の　その先で

明けた時代が　動き出す

霧は消えても　名は残る

語り継がれる　この場所で

天下分け目の　朝を刻む

ビートと共に　Sekigahara