Lyric

秋霖 ひとひら滴れば

開演の合図が見えた

傾けた傘が上げられずに

どうか止まないでと願う

君に　知られたくないから

あの橋の向こう側　霞んだまま

立ち止まる理由はないのに

青空待っているなら　広がっているなら

まとわりつく空気　振り切ろう

尾鰭が生んだ泳跡波を目標に

辿りつけるだろうか 波のまにまに

呼び起こす感情は 時にひどく盲目で

君の気持ち透けて全部見えたら　切なくないのに

飛び起きる恋情はぱくぱくと旺盛で

君の体すり抜けて胃袋 あることに感謝したい

急接近の予感を夢見て

さよなら三角また来て四角

ごしごし何度も擦った水性インクが滲む

指先が告げる　ありのままの高鳴り

今日が雨で良かった

流れてしまえ

呼び起こす感情は時にひどく盲目で

君の気持ち透けて見えるまで　扉 叩く

湧き上がる感情は時にひどく乱暴で

君の体すり抜けて胃袋 ないところ食らわしたい

飛び跳ねる雫　想いきらめく輪

雨が終わり迎える　ひとひら滴ればハッピーエンディング

急接近の直感を信じて

予感を信じて

さよなら三角また来て四角