yokaze Front Cover

Lyric

yokaze

Suzume Miyazaki

薄手の上着の袖口を少しだけまくって

22時丁度の列車を気にしていた

無意識に合った視線浮かんだまま

「いつぶりだろう」って

声を聞いて彼だとあゝ思い出した

同じ方向へ乗り込んで隣で話して

ひとつ前の駅で降りた彼

手を振る

知らない間にあなたも大人になってた

仕草だとか笑い方変わらないのに

何気ない思い出が意味深に色めきたつ

あの頃には思いもしなかった気持ちでいるよ

わざと遠ざけてた

しばらく独りで

なんとなく決めた矢先に出会うなんて

「それに私、彼のことは別にタイプじゃない」

写真の中の私はそう言うけれど

待ち合わせに向かう足取り無邪気に弾んで

ありふれた街も次第にほら赤らむ

離れてた時間が有意に感じる様な

再会なんてドラマみたいね

照れくさいな

今年も終わりそうな夏の気配に誘われて

恋の予感が漂いだした

袖口撫でた夜風

  • Lyricist

    MOZ

  • Composer

    MOZ

yokaze Front Cover

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