Lyric

場違いな程空虚な背景　喧騒

入れ替わった　この街の主人公

這い出した　孤独から臨んだ景色

不安がった僕には　それさえ眩し過ぎたんだけど

ずっと夢見ていた言葉で そのざわめきの中へ連れ出して

みっともないほど幼い思考で 傷付いてしまう前に

確かな予感とも言えぬ希望

自惚れた君には　それさえも優しかったんだろう

きっと幾つもの始まりの中で　一つだけの大当たりを

人よりも少し楽しい気になれる魔法で手繰るのさ

だってこんなに可笑しな偶然

どうしたって説明しようがないだろう

出会って別れてまた始まるような

取り留めの無い話とも違うんだと

信じる先にはまるで何も無い

素顔を嘘も約束も

それが二人の矛盾

いつか変わってしまうことに

怯えてられるのも今だけで

此処に舞う花弁にかわる小鳥の歌に

少し揺らぎながら

次の言い訳探してる

愛する余りなんて戯言で

その対象は実は自分だって

解った顔して解らない振りを

君はいつだって見抜いていたのに

きっと幾つもの初めての間に

人と同じような苦労を知って

ほんの少し優しい気になれる魔法にかかるのさ

当てもないのに何か探してる

その対象は実は君だなんて

笑ってしまうような無邪気な真昼間

取り返しのつかない夢を見てる

いつの日か君の小さな矛が

この盾を貫くことを

何処かではきっと

望んでいた