歌詞

クラゲの唄

ヒヨリノアメ

君がもしも嫌われ者だとしても

別に僕はよかったのに

心を何度も傷つける君でも

僕はよかったのに

君の優しさが僕を追い詰めたのかもしれない

僕の虚しさが君を追い込んだのかもしれない

海辺を散歩してる時だけは

すべて忘れられた気がして

根拠なんてひとつもなかったんだけど

どうにかしたかったな

君がもしも嫌われ者だとしても

別に僕はよかったのに

心を何度も傷つける君でも

僕はよかったのに

僕がもしもクラゲみたいにさ

感情がない生き物なら

もっと優しさをちゃんと渡せていて

いまも側にいれたのかな

いつかの潮の風が僕を撫でていて

いつかのあの波が君をさらったのかな

君の胸の鼓動の上でさ揺れている時

「このまま死ねたらいいのに」って思って

腕の傷はいつまでも消えないけど

悲しくはなくて

君がもしも嫌われ者だとしても

別に僕はよかったのに

心を何度も傷つける君でも

僕はよかったのに

僕がもしもクラゲみたいにさ

感情がない生き物なら

もっと優しさをちゃんと渡せていて

いまも側にいれたのかな

煙草のまっ赤な灯火が防波堤に落ちて

虫みたいな動きでうごめいたあと息絶えた

まるでいまの自分の孤独を表しているみたいで

曖昧になっていく記憶の代わりなった

春の浜辺に打ち上げられていたクラゲの死体に

触れてみたことや浮標が白波に飲まれたこと

あっけなく水平線に陽が沈んでいったこと

ふいに君にそれを伝えたくなった

君がもしも嫌われ者だとしても

別に僕はよかったのに

心を何度も傷つける君でも

僕はよかったのに

僕がもしもクラゲみたいにさ

感情がない生き物なら

もっと優しさをちゃんと渡せていて

いまも側にいれたのかな

  • 作詞

    輪湖

  • 作曲

    AKI

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ヒヨリノアメ結成当初から現在に至るまでがリアルに歌われた全10曲が収録。

アーティスト情報

Teddy Records