Lyric

あなたはもう忘れてしまったかな

こどもの頃に見た夢

小説の中の風景

光の届かない青い海の底

あなたの心を動かすもの

どこにあるだろう

いつも五感に頼ってしまうから

見つけられないよ

あなたが胸を焦がすのは

どんな季節だろう

その目に映る景色は

瞬いて揺蕩いて

きっとただただそこにあって

掠れて見えなくなって

僕をまたひとりにするんだね

正しくて間違った

嘘みたいに眩しい陽が昇る頃

反対側の空を見て

あなたはもう忘れてしまったかな

こどもの頃に見た夢

小説の中の風景

光の届かない青い海の底

どこにでもある絶望だった

大したことじゃない

きっとどうしても捨てられないものが

あなたにもあるのでしょう？

見えないものに縋るのも

哲学も辞めよう

言葉なんかで妥協しないよ

瞬いて揺蕩いて

いいよ、あなたはそこにいて

痛みさえ新しかった

キミもどこかの街のヴィーナス？

正しくて間違った

嘘みたいに眩しい陽が昇る頃

反対側の空を見て

あなたの指でなぞって

僕らが作った星の線

今光った星　愛の星

名前のない誰かが作った

空っぽの海　満ちた時

巡り巡る季節も抜け出して

私の星　綺麗な星

名前のないあなたも祈った

私の星　私の星

見上げよう

燃え尽きるまで