Lyric

自分が見えない程静寂に包まれて

気分も癒えないまま静寂が終わりを告げる

「今、何してる？」

唐突に息が詰まって

自分も見えないまま鈍重な言葉を紡ぐ

紡ぐ

僕の中の渦に名前をつけるのが怖くて

仕舞ってしまった

自分が見えないまま

気分も癒えないまま

ああ

ため息が白く濁り

言葉になる前に吐き出され

夜が開ける

僕が地球上のどこにいても

何をしていても

時間は進んで

季節も変わって

また次の数字へと進んでいく。

太陽が登ってくる。

水平線が少しずつ塗り替えられて

空が燃えるように赤くなっていく。

息を潜めていた街が目を覚まし

ああ僕が浮き彫りになる

ああ影が近づいてくる

自分を見えないままではいられずに

君に震えを

伝えたんだ

名前を呼ぶから

答えてくれないか