Lyric

凍えた夢がナイフになる

震えた腕が心削る

さあ、いま眼を閉じれば優しい夢の中へ

微かな白い吐息は雪明りにとけてく

浅い眠りから覚めてくように

穏やかな明日が霞んでゆく

降り積もる雪のように全て消え去ればいい

涙も凍り流れずに

冷えた頬で淡く光る

さあ、いま眼を閉じれば優しい夢の中へ

微かな白い吐息は静かに凍り付く

もう声も出せない誰もいない世界

ただひとり闇に抱かれて堕ちてゆく

降りしきる雪の夜に

心の痛みも薄れてゆく

どこまで行けば楽になれる？目を閉じ呟やく

風よもっと私を運んであの空へ

光があふれる世界に連れてって

ああ何も怖くない記憶ごと消して

思い出もすべて指先から零れた

風が止み朝が来る雪が全てを隠し

もう何も見えない静かな白い世界