Lyric

あの頃はまだ　幼かった僕は

憧れの「ヒーローになりたい」

自分には不釣り合いな　夢物語さ

いつかそっと　きっと終わる

思い描いていた　理想と現実は違って

夢をみてた　僕が馬鹿みたいじゃんか

ただ　何者にもなれずに

鏡の前で　あの日の僕が見てる

目を合わせることもできない

「綺麗事ばかりじゃ　生きていけないこと」

きっと　君はまだ知らないだけさ

誰も見てない　誰も期待はしていない

わかってるさ

どうせ主役が世界救ってくれる中で

僕が「いる」意味ってなんだろう？

できないことが多すぎるから

誰かのせいにして　逃げてきたんだ

僕がいなくても　世界は回り続ける

なんてお決まりのセリフ吐いてさ

ただ　目を背けてるだけ

鏡の前のあの日の僕が見てる

そぐわない期待を宿して

「絵空事なんかで　終わらせないでよ」

なんて　君は言うけど

大人になればなるほど

夢は減った

絵に描いたような出会いや物語なんて

一つもない事

どうせ何も上手くいかないさと

決めつけてたやつは僕だ

鏡の前であの日の僕を見てる

問いかける「夢はなにか」と

『きっと　その答えは今も

同じなんでしょ？』あの日の僕が見てる

ずっとかわらず僕を見つめてた

きっと誰よりも期待して

夢を見なくちゃな　いつだって主役は僕だ

他の誰のものでもない物語

綺麗事ばかりじゃ生きていけないけど

きっと　いつかまた　夢を見て生きるよ