Lyric

♪

見慣れた家路は

蜃気楼に包まれたようで

行き場を無くした気がしたんだ

見覚えのある場所で

独りでいるより誰かといる方が

辛いとかそんな感情を教えてくれた

初めての雫を大切に抱え込んだ

可憐な想い出が　色褪せないように

君だけの私でいられるように

赤にも青にも揺らめいていた

レモンの効いた　恋の味

瞳の奥に映る残像

瞬きで消えてゆく

それを追いかけるように

また目を閉じるんだ

さよならは言われるよりもさ

言う方がきっと辛いはず

だからこのままで居ようだなんて

ワガママが過ぎるな

可憐な想い出が　色褪せゆく

君だけの私じゃもういられないね

赤にも青にも　澄ましきれない

レモンを混ぜたモノクロの恋

♪

愛されたことを思い出すより

私はきっと愛したことを思い出すよ

君との日常が淡くなっても

姿だけは忘れない

可憐な想い出が泡沫になってく

君の影は置き去りのまま

かすかに残るすみれの香りに

恋慕の情を抱いていた

色は思い出せないけど

♪