Lyric

今夜はちゃんと　ナイフもフォークも磨いたよ

君を綺麗に　愛したいだけなんだ

ねぇ　逃げないで　怖くないよ

これがいちばん　優しい形なんだ

目を閉じたら　世界が静かになる

君の鼓動が　スープの音みたいだ

甘い匂いに　誘われて

ねぇ　そろそろ　いただきます

普通の恋ができないや

普通の僕に戻れないや

君の笑顔ひとつで

善悪なんてどうでもいい

食べちゃっていいんですか？

いただいちゃっていいんですか？

最後の晩餐は君にしていいんですか？

ねぇ、さぁ　そばに来て

食べちゃってよ　愛しちゃってよ

壊しちゃってよ　溶けちゃってよ

身体も心も　全部僕に

君で満たして　飲ませちゃってよ

君の声が　喉をなでる

それだけで　全部満たされる

熱い吐息が　頬を焼いて

僕の中で君が溶けてく

指先で触れた心臓が

まるで僕を選んでくれたみたい

「痛いくらいがちょうどいいね」

ねぇ　怖い？　嗚呼―浅い浅い　いやいやいやいや

永遠って言葉すら浅すぎて味しない

ねぇ　もっと深くまで来て

「好き」って言葉が刃になって

心の奥　刺さってく

痛いほどに　甘いほどに

君で埋まっていく

食べちゃっていいんですか？

ねぇ、いただいちゃっていいんですか？

最後の晩餐は君のままでいいんですか？

さぁ、そばにおいで

溶かしちゃってよ　抱きしめちゃってよ

世界も心も　全部僕に

君で埋めちゃって　飲ませちゃってよ

世界ごと飲み込んじゃっていいですか？

嗚呼―いやいやいやいないな　ごちそうさまがない愛はどこですか？

食べちゃっていいんですか？

いただいちゃっていいんですか？

最後の晩餐は君で終わらせていいんですか？

愛しちゃってよ　食べちゃってよ

名前も痛みも　全部僕に

君で溶けちゃって　満たされちゃってよ

食べちゃってよ　全部　ねぇ

僕の心も　夢も声も

最後の晩餐は　君と僕の間で　終わればいい

愛し合って　壊れ合って

ここで「いただきます」と言い合おう

終わりでも　始まりでもいい

君で僕が　満たされるなら