Lyric

逆行上等　針を落とそう

時代に流されない声を乗せよう

白昼堂々　愛を歌おう

これ以上　言葉奪われないよう

これは殴り書きだ

あくまで独り言だ

そんな逃げ道は底をついた

息苦しくたって

それすら飲み込むべきで

真っ黒な辞書　開いては閉じて

問われるリテラシー

どこまで　ねえ　譲ればいい？

やってられないや

ああもう参ったな

なんにも歌えやしないや

臆病な心折るには充分だ

僕ら　ただ

悪戯っぽく笑いあっていたいだけ

戯れていたいだけ

お利口さん　噂通りの言葉尻

寸分隙無い論理の締まり

正論は休み休みにして欲しいのに

一つ覚えちゃった嗜み

代わってお仕置き

お眼鏡かなわず　誰彼構わず

オーバーサイズの言葉振りかざす

言葉　鋏　音楽も然り

使いよう　逆手に取るしがらみ

やられっ放しは　何もしないのは

どうにもこうにも癪だから

強情な規律も脈絡も飛び越えて

けんけんぱ　赴くまま

辿る言葉遊び

白昼堂々　愛を歌おう

これ以上　言葉奪われないよう

やってられないや

ああもう参ったな

なんにも歌えやしないや

臆病な心折るには充分だ

僕ら　ただ

悪戯っぽく笑い合っていたいだけ

逆風　ごうごう　窺うことばかり

倫理観　探り探り　狙う黄金比

ただの負けん気さ

これが最後だってんなら

勝ち逃げ御免さ

世界は遊び場　忘れちゃいないさ

まだ尖り足りないよ

もっと皮肉めいてたいよ

白昼堂々　愛を歌おう

これ以上　言葉奪われないよう

逆行上等　針を落とそう

時代に流されない声を乗せよう

果てなき音楽に

生憎な規律だろうが好都合

軽んじるな　爛漫自由に描く

未だ尽きぬ愛の殴り書き

僕らだけは利口逹には怯むな

ひっくり返す逃避行

懲りず足掻いた礎が

変わらずにいるためのおまじない

白昼堂々　愛を歌おう