Lyric

手慣れた素振りで

でたらめに言葉を探す

できるだけ途切れてしまわぬように

どこかで拾った肋骨

片手に持って

東京中で振り回すつもり

錆びついたナイフ

ポケット ひとつ隠して

夜明け前には旅立ってしまう

この街の静けさ

もう必要はないから

爆弾を落としてみるの

ボタンを押した

躊躇いなく破壊した

あれは鉛の飛行船

片隅 ひとりで

崩れる街を見てた

明日になれば

もう何も残らぬような気もするが

そのまま一人で

うずくまって見てた

淋しいだけなら

意味はない 必要もない

忘れないように

そっと呑み込む

なまぬるい風が頬をつたい

滲んで消える

味気のない

したり顔はどこへ

躊躇いなく破壊した

あれは鉛の飛行船

片隅 ひとりで

崩れる街を見てた

明日になれば

もうなにも残らぬような気もするが

そのまま一人で

うずくまって見てた