

おそらく帰る場所がないのだろう、少女のような年老いた青年は全てを知った風。
おそらく友人もいないのでしょう。
「お前等とは違う。」と不快な音を鳴らし夕方に揺蕩う、リバティベルの真似事をして薄気味悪い笑みを浮かべている。
骨まで冷えてしまった。
ので、声をかけてみた。
自分だけは大丈夫と宣う
毒虫に成り果てた「」を描いた。
あなたのことが好きだから、
愛しています。
ふっ、と風に乗せた言葉は余りに脆く
哀しています。
行き場の無い妬みに踏み躙られて、
今日も地べたを這いずり回ります。
かわいそう、
崩れそう、
泣き出しそう、
血を吐きそう、
指千切れそう、
目が潰れそう、
かわいそう、
壊れそう、
かわいそう、
崩れそう、
泣き出しそう、
血を吐きそう、
指千切れそう、
目が潰れそう、
かわいそう、
死にそう、
安心しなよ、人間なんて狂っているさ。
- Lyricist
naoki watanabe
- Composer
naoki watanabe
- Producer
naoki watanabe
- Guitar
naoki watanabe
- Programming
naoki watanabe

Listen to life by naoki watanabe
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PARK
naoki watanabe
~近所の公園小話~
「近所の公園」という一見穏やかなタイトルにも関わらず、収録された曲はノイズ、パンク、ハードコアからバラードまで様々です。
学生時代の友人の思い出に、公園で草野球の最中、不審者の老人に難癖をつけられそれに逆上しバッドで半殺しにしたという話がありました。
僕はそれを聞き「あぁ、公園って老若男女問わずなんでもありの場所かもな」と思い、身近な思い出を綴ったなんでもありのアルバムを作ってみました。
本作品はカセットテープのA面とB面からなる構造をメインに考え作られています。
A面では一曲目の16:32から荒々しく始まり次第に曲は陰鬱になっていきますが、B面は時間を巻き戻すように16:32の逆再生バージョンである4:32に始まり、少しずつ曲調が明るくなっていきます。
僕自身、幼少期寂しいときは家にあったカセットテープを聴いて過ごしていたこともありまして、そんな過去にもう大丈夫だぜ、と今の自分が作った近所の公園という曲でこのアルバムは完結します。
チープでどこか懐かしい。懐かしい事だらけに浸ることもたまにはあっていいし、そんなときに「近所の公園行こうかな」なんて思いながら聴いてみると、よりこのアルバムが楽しめるのではないでしょうか。へへへ。