Lyric

最後のキスは８月の雨の中

君との傘の隙間に　何かを感じてた

気付かないフリして　「またね」と別れた

あの時から会えなくて　声さえも聞けなくて

秋を感じることなく　冬の風が吹き始めてる

話をしたいとLINEがあったけど

会うのが怖くて　忙しいフリしてた

クリスマス前の　賑わう街中で

私を待つ君がいた　どうしても伝えたいと

最後の言葉告げて君は　「さよなら」と背を向けた

人込みへと消えゆく　君の背中を

追いかけて涙見せれば　取り戻せるのかな

でも

壊れるとき　その時　その瞬間だけは

きれいに散りたい

街を彩る街路樹のイルミネイション

涙で滲んで　煌めいて流れてく

一人が怖くて　帰りたくなくて

賑やかな街角で　スマホを胸に抱いて

凍えそうな指先を　吐息で温めた

あの時のまま止まった　君とのLINEに

溢れるほど想い綴れば　取り戻せるのかな

でも

壊れるとき　その時　その瞬間だけは

きれいに散りたい

流れてゆく　星屑

窓に揺れる　キャンドルライト

空に広がる　冬の花火

信じていた　君との約束

降り始めた粉雪が　コートの袖を白く染めた

人込みへと消えゆく　君の名前を

振り向くまで泣き叫べば　取り戻せたのかな

でも

壊れるとき　その時　その瞬間だけは

きれいに

きれいに

きれいに散りたい