

誰かの声で 目を覚ました朝
それが君じゃなかったとしても
この胸のどこかが確かに
“会いたい”と叫んでいた
スクリーン越しに笑う君は
ほんとの心を隠していた
光の海に沈む街で
僕たちは夢を選べなかった
便利さの裏に
静かに崩れていくものがあると
気づいたときには
もう戻れなかった
ひとつの願いが届くなら
この世界ごと 君を守るよ
本当と嘘の境界線に
揺れながら、それでも手を伸ばす
たとえこの声が 失われても
たとえ誰もが 忘れていっても
アルゴリズムが選ぶ愛に
僕らは心をあずけていた
だけどぬくもりはどこか違って
君の涙だけが本物だった
時間が止まるなら
最初の出会いに戻りたい
言葉より強い
沈黙を、君に届けたい
ひとつの願いが届くなら
この現実を壊してもいい
プログラムじゃ測れない
“好き”という感情がここにある
たとえ記憶が 書き換えられても
君の存在は 忘れられない
終わりのない通知音のなか
たったひとつの声が
僕を生かしていたんだ
君だった、君だけだった
ひとつの願いが届くなら
ただ「会いたい」と叫ばせて
この世界が滅んだとしても
その想いだけは偽物じゃない
未来が嘘で 満ちていても
君の笑顔を信じていたい
スクリーンが消えた夜
君の声だけが残っていた
ああ、どこかで本当の
「さよなら」を聞いた気がした
- Lyricist
Sylva
- Composer
Sylva
- Producer
Sylva
- Graphic Design
Sylva
- Programming
Sylva

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If One Wish Could Reach You
Sylva
Artist Profile
Sylva
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