

午前二時のコンビニで
白い蛍光灯を見上げてた
誰もいない交差点に
夏の風だけが通り過ぎる
夢を入れてた鞄は
今じゃレジの横に置いたまま
二十一の春に描いた
未来はもう 色褪せていた
窓の外 トラックが
眠らない街を運んでいく
私だけが取り残されて
時計の針を見つめてる
あの頃は知らなかった
諦めることの静けさを
眠れない夜の隅っこで
故郷の風を思い出す
帰ろうかな
羊が眠る丘へ
何もなかったあの場所へ
夢も 名前も
置いてきたはずなのに
帰ろうかな
夜明け前のバスに乗って
誰も知らない私になって
また眠れたら
それだけでいい
コンビニの自動ドア
開いて閉じて また朝になる
「ありがとうございました」
今日も誰かに嘘をつく
ビルの隙間に星を探して
見つからなくて笑った
牧場の屋根から見た空は
もっと近かった気がする
羊たちは眠っているかな
柵の向こうの白い影
私がいなくなったことも
きっと知らずに眠ってる
帰ろうかな
夢が破れた場所へ
夢を見る前の私へ
負けたことも
傷ついたことも
帰ろうかな
深夜の街を抜けて
朝の匂いがする方へ
もう一度だけ
眠ってみたい
もしも帰ったら
何を話せばいいんだろう
「元気だった」なんて
言えるほどじゃないけど
遠い街で拾った
小さな絶望を抱えて
あの丘に立てば
少し軽くなる気がした
帰ろうかな
羊が眠る丘へ
夢も挫折も連れていこう
何もないなら
何もないままでいい
帰ろうかな
始発の窓に映る顔
少しだけ泣いていたけど
夜が明けたら
故郷の空が見える
午前五時のコンビニで
最後の客が帰っていく
白い街の向こう側
羊の夢を まだ見てる
- Lyricist
rew
- Composer
rew
- Producer
rew
- Vocals
rew

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Kaeroukana
rew
Artist Profile
rew
rew(リウ)は、「re:re:world=世界を、もう一度。その先を、もう一度。」をコンセプトに活動しています。夜の街、海、記憶、孤独、青春など、日常に残る景色や名前のない感情を音楽で描いています。ロック、シューゲイザー、Lo-fi、エレクトロニックなど、さまざまなジャンルを横断しながら、「記憶の続きを鳴らす、夜に溶ける透明な音」を追求しています。
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