

生きろ 生きろ 山犬の子よ
この牙で 夜を裂いて
奪った命を くわえて帰る
血のつく口で 子をなめる
ひとつが消えて ひとつが育つ
この重さごと 朝を越える
春の杉根に 子が生まれた
まだ目も開かぬ 子の背を
舌でなぞって 息を聞く
三つの夜を 食わずに越え
かすかな寝息を 胸で守る
子を杉の根に 残して
夜の谷へと 俺は出る
夏の笹原 子が駆ける
俺の足あと 追いかける
草の影へ 身体を沈め
息ひとつ 夜にひそませ
獲物にもまた 帰る場所
それでも 子の声が消えない
生きろ 生きろ 山犬の子よ
この牙で 夜を裂いて
奪った命を くわえて帰る
血のつく口で 子をなめる
ひとつが消えて ひとつが育つ
この重さごと 朝を越える
枯れ葉を 脚で蹴り上げ
振り向く瞳と 目が合った
逃げる背中へ 跳びかかり
温かい喉を 牙がとらえる
跳ねた蹄が 脚を裂く
もがく足音が 止まるまで
俺はその喉を 離さない
倒れたものにも 朝があった
そのぬくもりで 子は生きる
雪が傷口を 覆っても
裂けた脚には 力が戻らず
子は群れから 肉をくわえ
俺の前へと 置いてゆく
あの日なめた 細い背が
今は俺を 温める
生きろ
雪のねぐらに 息はひとつ
生きる 生きる 雪の果てまで
この牙で 夜を裂いて
群れの足音 背に受けながら
走る獲物へ 跳びかかる
奪った命 くわえて帰る
ひとつが消えて ひとつが育つ
この重さごと 朝を越える
春に鳴いた子が 冬を裂く
- Lyricist
IKIMONOIR
- Composer
IKIMONOIR
- Producer
IKIMONOIR
- Songwriter
IKIMONOIR
- Programming
IKIMONOIR

Listen to Yamainu: The Wolf's Cub by IKIMONOIR
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Yamainu: The Wolf's Cub
IKIMONOIR
In a cradle of fangs, a cub sleeps.
Live, live, little breath.
I bring back a life I took, and lick my cub with a bloodied mouth.
One goes out, and one grows.
A Japanese wolf hunting the frozen fields, and a cub crying in the den: a song about the oldest rule of living things, that life is fed by life.
Shamisen and taiko, with a distorted guitar that enters only for the hunt.
A male lead and weathered female min'yo voices.
IKIMONOIR: untold stories of living creatures and the strange.
"Seirui Kitan" Chapter IV.
Lyrics and song structure are written by a human; the audio is generated with AI.



