Lyric

物語の終わり　誰も風のなか

残り香だけを置いて　２月の風のなか

物語の終わり　今が昔のように

季節もリズムもない　降りしきるノイズ

もう生きていても　変わらないと

思うのは何か　欲しいものがある

ジョニーサンダースのように

うわずった想いを

ジョニーサンダースのように

枯れかけた声で

ジョニーサンダースのように

冨士夫のギターみたいに

ジョニーサンダースのように

誰にも奪われない

物語の終わり　いつも喉が渇く

傷を消してしまえる　水を飲みにいく

生き延びるだけで　生きたというんなら

それじゃ何もつかめないな　吠え面かいてる

寝転んだだけで　星が見えるなら

誰でもきっと　たやすい夢　踊れない舞台で

ジョニーサンダースのように

死んだ奴には逢えないが

ジョニーサンダースのように

何も消えはしない

ジョニーサンダースのように

傷痕は祈りのように

ジョニーサンダースのように

誰にも奪われない

誰にも奪われない