Lyric

ゆらり沈む夜に一人

したたかな孤独に抱かれた僕は

狂ってしまったんだ

一粒の幸せを握り

緩やかな死と抱き合わせの日々

訳もない嘘で　また目を逸らした

奈落の果てに捨てた祈り

今宵も目を閉じ眠るふりをした

切り取った憧れを

なぞる指は　とうに腐ってんだ

ぐらり沈む夜に一人

幻に縋るこの日々

ささやかな　幸せ願う

居場所が欲しかった

空っぽの身体を引き摺り

緩やかな破滅に抱かれた僕は

狂ってしまったんだ

呪いに絆され動けなくなっていく肢体が

呼吸も忘れて今にも爆発しそうだ

足掻いても剥がせない焦燥

嘆いても満たされないと

嗤っている眼差しが　僕の

輪郭を切り裂いていた

吐き出した言葉の海で

呑み込めないままの事が

正しさと虚しさ纏い心根穿つんだ

もしもあの世があるのなら

あなたは天国に往くのでしょうね

それでもずっと

どろり堕ちる夜へ独り

醒めぬ夢が纏うこの日々

いつか見た　幸せ願う

時間が欲しかった

空っぽの頭を轢き摺り

透明な絶望に囚われたまま

夢を願ってしまった

僕は　狂ってしまったんだ