Lyric

初めてのデート 朝からの待ち合わせ

豊富な話題もないくせに

いっぱい一緒にいたくて

開ていてる店もなくって

戸惑ったあの日

路地のパン屋さんで

朝食とコーヒー買ったね

お店の前で並んで ほおばったデニッシュ

「美味しいね」って君が笑う ただそれだけで

世界が輝いた 不器用な始まり

何度でも同じ失敗 辿り着く場所は同じ

土曜日のパンとコーヒー

ちょっと指が触れて ドキドキしたあの日

新しい季節のたび パンを一緒に食べたね

映画も見たし 買い物もしたけど

結局たどり着くのは いつものパン屋さん

慣れないカフェは 落ちつかなくて

この場所だけが 特別になっていったね

他愛ない話で 笑い転げたり

時には喧嘩もしたけど 素直になれたんだ

そこにはいつも 変わらない 温もり

何度でも同じ失敗 辿り着く場所は同じ

土曜日のパンとコーヒー

ちょっと指が触れて ドキドキしたあの日

新しい季節のたび パンを一緒に食べたね

砂糖とカレーパウダー 秘密のラスク

甘さとからさが混じる 不思議な味だね

二人で分け合えば いつでも笑顔になる

どんな日も僕らをつないでた

受験が近づいて 成績が距離を作っても

優しい君と朝のパン屋で 勉強会をしたね

疲れた僕に そっと差し出す手が

マーマレードのジャムパン糖分補給

パン屋のお姉さんの 夏の短いスカート

チラリと視線が 惹かれた瞬間

君の頬が ぷくりと膨らんだ

その仕草さえ 愛おしかった

何度でも同じ失敗 辿り着く場所は同じ

土曜日のパンとコーヒー

ちょっと指が触れて ドキドキしたあの日

新しい季節のたび パンを一緒に食べたね

これはパン屋のおじいさんが

僕達を見て話してくれた昔話

これは時代を超えて繰り返す

僕らの恋の話

僕らもいつかこの恋を

語れる日が来るといいな