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【鴨頭嘉人より】
コロナ禍の頃、僕の心に強烈に浮かび上がった言葉があります。
それが──「Challenge Like A Baby」「あの頃あきらめた夢、今から叶えろ」
あの時、多くの大人たちが夢を諦め、挑戦している人を冷ややかに笑う時代になっていました。
SNSには、誰かを批判したり、足を引っ張るような投稿が溢れていた。

最初は「恥ずかしくないのか」と怒りを感じていたけれど、あるとき気づいたんです。
彼らは“暇”なんだと。

自分の夢を諦めてしまった人にとって、人生の残り30年、40年は長すぎる。
だから他人の人生を語ることでしか、自分を保てない。

──だから僕は思いました。
誹謗中傷を止めようというより、

「もう一度、自分の夢を追いかけようぜ」

そう呼びかける方が、きっと心に届く。
人は、説得では変わらない。
でも、“きっかけ”があれば変われる。

そして、そのきっかけを生み出す方法はひとつ。
自分が挑戦する姿を見せること。

だから僕は、19歳のときに「歌が下手だ」と思い込み封印した夢──

「歌手になる」

57歳でその夢にもう一度挑戦することを決意しました。

そして、具体的な旗を立てたんです。
「60歳で、武道館のステージに立つ。」

歌が下手でもいい。集客がうまくいかなくてもいい。
できないことに挑み続ける姿を、全部さらけ出す。
この挑戦そのものが、誰かの心を動かし、勇気を与える。それが僕の信念です。


2026年5月19日 鴨頭嘉人 日本武道館ライブで披露する『希望の灯火を絶やすな』
ぜひ聴いてください！