Lyric

テレビで流れる不幸なニュースを見た

気持ちが沈んでも それは生きる代償なんだと

雨の音はどの時代でも同じだと言う

しとしと ぴたぴた 雨の音が物悲しく響く

いずれは消えゆく生き物なんだから

限りある命なんだから

どんなに綺麗に物事を考えたって

意味はないんだって

天から舞い降りる雨水が音を立て傘にあたって弧を這って落ちていく

波打つ水面に映る歪んだ僕の姿が酷く霞むんだ

いずれは死にゆく生き物なんだから

生まれた時から背負う運命

恐ろしくて 寂しくて 悲しくて どうしようもないよ

死の先には何があるの

ザーザー降りしきる雨が

君の声を曖昧にする

仄かに香る雨の匂いが

僕を閉ざし 固く閉ざし 孤独にするんだ

いずれは消えゆく生き物なんだから

限りある命なんだから

報われる事を願ってただ待つなんて

無理だ

ただ雨露を凌ぐだけの中で

明確な思いはどこへいく

去りゆく先人を深く強く心に刻んで

生きていけばいいの？