Lyric

例えば裕福で人生のお値段が決まるとするなら

僕はどれくらいか

例えば恋愛で人生の価値観が変わるとするなら

僕は変われるかな

例えば１杯の上品なコーヒーを

毎日飲めたなら深く眠れるかな

あるいは木製のボウルとかトレーとか

集めて並べれば朝は輝くかな

くだらないと決めつけて

目を逸らしたとしても

羨ましく思うのは

いつまで経っても「普通」を演じてるから

丁寧な暮らしがあるとして

僕はそれを楽しめるのかな

腑に落ちない物語だとしても

丁寧な暮らしがあるとして

ずっと飽きずにいられるのかな

たとえ息が苦しくても

此処がいいと言えるほうがいいだろ

全てが終わる前に手にしたいものは

素敵な毎日よりも

あの日の残光、音像

追いかけて　追いかけているのさ

丁寧な暮らしがあったとして

きっといつか懐かしむのでしょう

オチのつかない与太話だとしても

丁寧な暮らしがあるのなら

いつか「君」と歌える誰かを

見つけ出す時が来るまで

大事に取っていられればいいのにな