Lyric

闇が褪せることない世界　鈍色

焼けた色の狭間零れる

かすかな純白

ひび割れた虚像触れて壊したら

宵の彼方には何もなかった

巡る季節　黒く沈み

花の筏　 霧の籬

思い出が滲み朽ちてく

たどり着いた夢の果ては

心地よくて嫌気がさす

私とひとつに溶けてく

黒く混ざりあう

ひとつに溶けてく

白く儚く

闇が晴れて色づく世界　虹色

憂う空の水面滴る

透明な祈り

失くした明日はもがき輝いて

見上げた未来は眩しすぎたの

巡る季節　色鮮やか

花びら雪　若葉の雨

ここに私はいなかった

救い求め繰り返して

迷い込んだ夢の果てに

出口はどこにもなかった

黒く混ざりあう

ひとつに溶けてく

白く儚く