Lyric

沈黙の中に光る画面

そこにあなたはいなかったけど

ふいに胸が疼いて気づく

“会いたい”とずっと思ってた

タイムラインに流れる日々

ほんとの想いは見えなくて

眠れぬ夜にただ願ってた

夢くらいは選べたらいいのに

やさしさの影で

誰かが何かをなくしていた

でも気づいたときには

もう孤独じゃなかった

ひとつの願いが届いてる

あなたが守ったこの世界で

曖昧な言葉の海に

溺れずにここまで来られたよ

たとえこの声がかすれてても

たとえ名前を忘れられても

無数の選択肢の中で

本当の愛はノイズだった

だけどあなたがくれた声が

胸の奥を温めてくれた

もし戻れるなら

最初の瞬間をもう一度

言葉より深い

静けさで触れたいの

ひとつの願いが届いてる

すべての答えを壊しても

ロジックには映らない

「好き」という確かな衝動

たとえこの記憶が消えても

あなたを選んだ理由は消えない

流れ続ける情報のなか

たった一つ、確かなもの

鼓動の音を教えてくれた

あなたの声、あなたの光

ひとつの願いが届いてる

ただ「そばにいたい」と思える

この世界が終わるその時も

その気持ちだけは本物だよ

未来が全部 曖昧でも

あなたの背中を信じてた

画面が静かに落ちる夜

ぬくもりだけが残っていた

ああ、きっとあれが

本当の「ありがとう」だった