Lyric

窓際の結露　温度差が滲む

濡れた髪　昨日までを洗い流す

冷えた手が悴むにはまだまだ早い

軋んだベッド　過去がへばり付く

夢じゃない　傷を布切れで隠す

生温い空気に纏わり着かれたのは

一度だけもう一度だけ

雫が跳ね上がったモーション

確かに見えた目に焼き付けた

輝きの瞬きを

誰も知らない戻らない届かない

水溜りに歪む光に目を逸らす

掴めない見えない跡形もない

最初の1つは俺の手に

涙の結晶　行方を辿る

汚れたジーンズ　見えないゴール

見え透いた青色は出来合いの春

互い違いに混ざり合ったふり

決められた2つのアンサー

おあいこなんて飾りを捨てて

滴る限界突破

だから叫んで嘆いてもがいて

天を仰げば雲は泳いでる

掻っ攫って握って信じて

最後の1つは

自ら輝かす恒星

自ら創り出す功績

誰にも渡さない離さない逃さない

最初で最後の1つは 俺の手に