Lyric

コーヒーの香り

君が淹れてくれたこと

冷めてもおいしいねと笑ったこと

もうひとりでも

上手に淹れられるようになったけど

思い出していた

この部屋は僕の城

誰にも邪魔されない

面白い夢を見て

眠りすぎたって怒られない

笑えるほど楽しい事もないけれど

別に困っているわけでもない

なのにね

部屋の中に僕の中に

膨らんでゆくからっぽな

虚しさのかたまり

張り裂けそうで泣いている

部屋の中で僕の中で

育ってしまった

からっぽなかたまり

ドアを開けてと叫んでる

そのドアにかけた鍵は

弱い自分守るために

かけた呪いで誰かが

ドアを叩いてくれるのを待っていた

肝心なことが

歌えないままじゃ

誰も来ないことなんて

わかっていた

心の片隅に

何かが光っている

呼んでいる

消えてしまう前に

呪文を思い出して

鍵を開ける

部屋の中に僕の中に

膨らんでゆくからっぽな

虚しさのかたまり

張り裂けそうで泣いている

部屋の中で僕の中で

育ってしまった

からっぽなかたまり

部屋の中に僕の中に

部屋の中に僕の中に

部屋の中で僕の中で

育ってしまった

からっぽなかたまり

ごめんね

一緒に旅に出よう

ドアを開けよう