三月の風は少しピンク色を混じらせて
私たちを外へと追い出す
当然な今が当然ではないと
そうやって酷な現実を嫌という程に思い知らせる
思ったよりもきっと ずっと短い
楽しい時間はいつだって
桜咲きそうな今日
咲き乱れる瞬間を
この目に映さずに
少しずつ足音遠退く
あなたの背中が見える
離れていくあなたの
腕を掴まずに道標は 自分自身で
人通り流れる雑踏の中に一人
自分の足音が聞こえないの
少し試みてみた興味心も
終わりには不安の思いしか残らない
思ったよりもずっと もっと短い
これからすごす時間だって
枯れた花にだって
まだ命はあるから
これからだって 今からだって
変わることは出来るんだ
あなたがいなかったら
何にも出来ないよ
だけどいない方法も もう考えないといけない
窓から差し込む光に身を捩る日々が
ドアを開ければ
あなたがそこにいた奇跡が
一歩ずつ踏みしめて
”とりあえず”今を凌ぐ
優しさだって 思いやりだって
何も聞かずに
あなたが私にくれた
淡い温もりだけは
何があっても手を開かず握りしめる
去年の今頃に戻りたいなあ、
そしたらいつからだって
今からだって何でも出来るのに
そんな気になってみても
進むしかない 今は
いつか振り返る日が来るなら
あなたと一緒に
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tapir
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March
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