Lyric

どうしようもなく苦しく寂しい夜の底

漆黒の翼を持つ貴方を見つけた

いつか私は生贄になるだけの人生

自由に空を飛び回る貴方は美しくて

貴方に触れたいから手を伸ばす

ただひたすらに

貴方は悪魔で私は天使

交わることは決して許されないの

堕ちたって構わないの

貴方にキスをしたいだけ

それなのにどうして貴方は私を拒むの

はらはらと舞い散る雪

貴方を思い描いた

されど私は一人冬の夜に沈んでいく

純白の翼の君はとても綺麗で

僕は一目で恋に落ちたんだ

君から聞いた生贄にされるという真実

それが天使の役目だと

君の真っ白なその翼を汚したくはないから

僕たちはきっとそう結ばれることはないの

すべてが絶望に染まる時

貴方は私に言いました

「ここから一緒に逃げ出そう、何も怖くはないから」

そして貴方にキスをした

刹那、翼は黒く染まる

これで生贄にされることもなく

貴方とずっと

二人で手を繋ぎ見る世界

それはとても綺麗で

冬の夜空の彼方

貴方と指で星座を綴った

隣に貴方がいるという

その事実が嬉しくて

私は思わず涙を零す

幸せな堕天使