

揺れるろうそくの火を吹き消すと
愛しい記憶が溢れ落ちる
青春の色褪せる音が聞こえる
ケーキが真っ白でどこか悲しい
閉じ込められていた方が
心地がいい気もする
飛び立てと背中を押されても
どこに向かえばいい
指折る数一つ増えるだけなのに
抱えるものが多すぎて
なるべく綺麗に歩いてゆきたい
景色も私も変わらないまま
きっとこの寂しささえ
わすれてしまうのね
白いものたちは手を伸ばし
色に出逢いにゆくの
かすみ草束ねる真っ白の
私空を見上げて
指折る数一つ増えるだけだから
心踊ることも増えるはず
なるべく綺麗に汚れてゆきたい
景色や私に色をつける
きっと変わらない何にもね
でも変わっていきたいの
19番目の扉を閉めて
20個目の明かりを灯す
さよなら始まる
- Lyricist
Natsuki Yoshida
- Composer
Natsuki Yoshida

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Natsuki Yoshida
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Kasumisou wo tabanete
Natsuki Yoshida
Artist Profile
Natsuki Yoshida
吉田夏葵 2001年8月22日岐阜県岐阜市生まれ。 5歳の頃からピアノを習い始める。中学2年生の頃、実家の押し入れにしまわれていた父親のギターを発見したことをき っかけに、アコースティックギターに触れるようになる。back number、あいみょん、クリープハイプなどの楽曲を カバーし音楽の道を志す。高校2年生の頃、友人からの勧めで初めて「ワンパターン」を作詞・作曲。その後もコンスタ ントに作詞・作曲活動を行い、Youtubeの【弾き語り】なつきチャンネルにて楽曲を公開。現在自身のオリジナル楽曲は 25曲に及ぶ。2020年東海3県で放送されている情報番組「チャント!」にてその活動を取り上げられ、俳優の間宮祥太 朗もその歌声を絶賛した。2021年には同番組の企画でパンサー向井が監督を務め「かすみ草を束ねて」のMVを製作し、 Youtubeにて公開された。作曲は主にアコースティックギターを用い、自身もアコースティックギターのサウンドを綺 麗に表現する音楽を目指したいと考えている。音楽活動の傍ら、高校2年生の頃から小説を書き始める。同年「また明日 会いましょう」を自主出版し、小説家としての道もスタートさせる。2020年大学進学をきっかけに上京し、都内での活 動を始める。さらに、映画製作団体「黎地フィルム」の作品にもキャストとしても出演。今後も音楽・小説・映画と活動 の幅を広げていく予定だ。 日本語の美しさをまっすぐに表現し、人間の内側に潜むもう一人の自分にフォーカスを当てる。琴線に触れるメロディーと不純物ゼロの透き通る歌声は、聴くものの心を優しく包み込み、時に揺さぶる。 美しくも可憐でどこか危うさも残る20歳。
Yoshida Natsuki