Lyric

暗闇じゃ “あたし”は見えない

触れた指も すり抜けてく

誰かの光を 借りなきゃ

ここにいるって 言えなかった

鏡の中の“あたし”にすがる

それしか術が なかっただけ

選べなかった 本当を

選んだふりで ごまかしてた

ねえ…これでいいの？

だれが決めた この“正しさ”

あたしじゃない 誰かの声

借りてるだけの 答えならいらない

映してよ 本当の自分

左右反転じゃない自分

それが見えたら わかる気がした

ちゃんと ここにいるってこと

つくられた 正しさばかり

本当の声は 飲み込まれてく

それでも笑えば うまくいく

そんな風に 信じさせられてた

誰もが鏡を手にして

映った自分に 演じさせてる

ほんとは怖くて 見てられない

なのに みんな 拍手してる

映してよ 本当の自分

左右反転じゃない自分

見えたとしても 信じられない

それでも 手放せなかった

まだ ここにいる

声が枯れても

それだけが 唯一

嘘じゃなかった

叫びすぎて 声が消えて

残ったのは 耳鳴りだけ

変えられるって 思いたかった

でも そうじゃなかった

映してよ 本当の自分

左右反転じゃない自分

それが見えたら わかる気がした

ちゃんと ここにいるってこと

今日も鏡をのぞく

反転のまま 笑う自分

直せない 歪みなら

もう それでいい気がした