Lyric

暮れかけて行く昨日とは

少しは違ったから

臆病なだけ分かってく

嘘も溢れていた

背負ってしまった強がり

ばかりを守っていて

手を伸ばせば届いた

はずの

心寄せ

隠した

問いかける時のひとかけらに

振り払い落とした弱さをつづった

当てもなく続いた形の無い

感情は曇っていたから

そして季節は流れて

終わったはずの想いも

あいまいで不器用だから

いつも残っていた

飛び散った喧騒限界にはもう

耐える意味もなく浮き立った

時間とともに癒えない傷は

次の一歩の踏み絵となって

たった一言で変わった世界

同じ場所を旋回する思考と

束の間の真実の

装飾

無力な名も無き声だけでは

変わり映えのしない景色が映った

ほどいては、繋ぎ合わせていく

だけのものにはならないように

日々に重ねていくその痛みを

傷ついてもまだ留めたくて

「大丈夫だよ」と小さくこぼれた

上意下達で突き立てられた枠の中

足かせとなる荷物は増えるばかり

いつの間にか手放してしまった

英雄とその感性は反故にされ

得体の知れない焦燥と

険のある顔つきは

抗えない日常と去った

最短距離　暴かれるつなぎ目

疑ってはまだうまく生きられない

歩みを止めた君が小さくこぼした

涙も不条理も勇気と闘う姿に

確かに早鐘を打つ存在

譲れない正義だけはあった

核心に迫る可能性も

まだ向こうに届かない

昔ならばまだわかっていた

先にさえも

影は伸びた

傷ついてもまだ優しすぎて

言葉に出来ない想いも消した

腫れ上がり過ぎた鼓動だけが

まだ響き続いていく