

白いしじまに 密やかな灯り
まだ形にならない 心の海
見えない糸が 波をひいて
手を伸ばせば 解けてしまう
欠けたままでも 美しさは宿る
満ちて零れる 溜息のように
夜の天蓋に 円を描く光
揺れ映る水面は まだ名も無き声
欠けた影の奥 ひそやかに光る
凍てついた闇を裂く 軌道を描く
透ける雲間に 見失いそうで
二人の足音 波だけ残す
時のしじまに 抑えきれず
零れ落ちた 声の欠片
沈むほど深く 浮かび上がる想い
闇が無ければ 光も知らない
満ち欠ける空は とめどない鼓動
溶ける吐息さえ 霧に紛れていて
流れ星ひとつ 砕け散るたびに
始まりと終わりが 重なり合う
遠い星座さえ 届かぬ場所で
呼吸を一つに 夜を渡る
周り続けても 触れられぬ軌道
静けさの底で 光が生まれて
影と影の間 僅かなきらめき
それが全てだと 夜は謳う
- Lyricist
lastest P
- Composer
lastest P
- Producer
lastest P
- Other Instruments
lastest P

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