Lyric

最終回前夜の熱狂が冷めないなかで

ただ一人淡々と秒針は進んでく

今日はこんなにも

美しい日だったのに

明日が終わる頃は

もうくすんでしまうのでしょう

どうしていつも始まりは

憂いを背に隠して

無害なような顔していられるのか

こうなることなど

わかってたはずなのに

その手を握ったあの日の

自分をまだ

燃え尽きた灰の中かすかに

残るオレンジを眺めた

まだ途切れない欲望だけが

火種を落としてく

終わりだと知ってなお続く

次回予告への期待値は

明日を描いてくれた感動を

抱えたまま

最適解ばっかの

紆余曲折の無い日々の

どこを切り取れば

あの美談が書けるのか

今日はこんなにも

美しい日だったのに

明日もまたきっと

何事もなく美しいのでしょう

錆びついた腕のままかすかに

見える舞台へともがいた

まだ途切れない渇望だけが

命を灯してく

燃え尽きた灰の中かすかに

残るオレンジを眺めた

まだ途切れない欲望だけが

火種を落としてく

終わりだと知ってなお続く

次回予告への期待値は

明日を描いてくれた感動を

抱えたまま