Lyric

月明かりに歌うわ

誰の為でもなくて

ただそうしたい私の為に

今日は朝が来るまで

私しかいない部屋で

夜とちょっと戯れていたいの

冷たい黒の中で

弱く赤く光る星を

じっとじっと見つめては

それが散ってゆく明日を

なんとはなしにただただ

美しく思った

その星の歌を聴きたくなった

微かに聞こえる鈴虫の音が

歌を歌えとそそのかす

そう言っているんだと思えば

息を吸って

声に出せるわ

何でもないような今の日に

隣を掠めていったのは

数え切れないほどのストーリー

誰もが歌っているこの場所で

誰にも知られないこの声たちは

どこに行くのだろうかなど

泳いだ風に流されてゆく

影も揺らぐほどの

心がゆらゆらとただ君を待つわ

部屋の隅で歌うわ

多分私の為に

満たす物など見つからなくて

今日も朝が来るまで

私だけがいる部屋で

胸の奥底へ潜っていくの

冷たい黒の中で

弱く赤く光る星を

ずっとずっと眺めては

それが向かってく明日を

なんとはなしにただただ

恐ろしく思った

この星の音を歌いたくなった

隙間から漏れた月の明かりが

歌を歌えとそそのかす

そう言っているんだと思えば

息を吸って

声に出せるわ

何でもないような今の日に

隣を掠めていったのは

数え切れないほどのストーリー

誰もが歌っているこの場所で

誰にも知られないこの声たちは

どこに行くのだろうかなど

泳いだ今に流されてゆく

命を口ずさんで

心がゆらゆらとただ君を待つわ

何でもないような今の日に

隣を掠めていったのは

数え切れないほどのストーリー

誰もが歌っているこの場所で

誰にも知られないこの声たちは

どこに行くのだろうかなど

泳いだ風に流されてゆく

影も揺らぐほどの

心がゆらゆらとただ君を待つわ

ただ君を待つわ