Lyric

重く 深く 暗く 鈍く

柔らかくて 美しい

そんな空想と現実を

重ねても重ねても

あぁ 街を泳ぐ

成りもしない世界を夢見て僕は

海底を描いている

透明な黒に触れたいんだ、ただ

空が嘲笑う

ゆらり ふわり きらり

浮かぶ金属を眺めて

叫ばねど願う

僕はこんな光は要らないと

風に 雨に 驕るお天道様に

八つ当たりする

馬鹿だ！

明く 高く 温かく

息苦しくて見苦しい

こんな現実なら

生まれ変わってしまえばって

いっそ はぁ

なにもできない

ディストピアだ此処は

泣いて藻掻いている

この世はすべてが敵だ だからもう

嫌だ 嫌だ 嫌だ

ゆらり はらり ぽつり 沈む

心臓に呑まれて

叶えど願う

ただ ただ 深くを知りたいと

もっと もっと 咲き溢れる本能が

ああ今

ゆらり はらり ぽつり 沈む

心臓に呑まれて

叶えど願う

ただ ただ 深くを知りたいと

もっと もっと 咲き溢れる本能が

くらり ほろり ほつれてゆく

幽艶の世界で 漂う粒となり

空想と解け合ったのさって、今

手も足も肺も目も僕の欠片全部

君のものだから