Lyric

私らしさを探していた午後

辿り着くこともなく奪われていく

まるで夢を見ているみたいに

歪んでいく景色

急にあなたのことが心配になる

私だったら

そんな顔させないのにとか

くだらないこと思ってしまう

電車が人を吸い込んで

ホームで二人きりになって

足を滑らせたあなたの手を掴んだ

勢いで強く抱きしめて

その瞬間後悔したけど

「ずっと会いたかった」と

言ってしまった

誰にも言えない矛盾と

膨らみすぎた恋心が重たい

乾いた最悪な夜でも

あなたの名前は

変わらずに瑞々しいまま

高い青空の下で

ひどい雨の中

歩いているような顔しないで？

容赦なく季節は流れて

二人日常に絆されて

離れ離れ

いつか当然のようにあなたの前で

軽率に口を滑らせて

煙たがられたい

「ずっと会いたかった」と

何度も言わせて