Sonatani Front Cover

Lyric

Sonatani

ibushick

岩肌に登る

水泡が弾ける

真皮を露にする

砂が伝って染みる

汗ばむシャツ

山の勾配を掬う風に攫われ

味気ない水の様な爽涼感に溶けていく

舌の上 赤い滑走路を飛ぶ唾

お前の顔に着く 探照灯みたく反射する

市場に居ない鮮魚 青臭く過ぎる夜

15尺の平穏 花火の硝煙が遠く

Lazy eye no more

From my past and see my life

I'm not afraid

迷わない

ここから先は跨げない敷居

昼間、夢見た自死

どこかでまた道を違えて

引き鉄を引き

染み渡る鉄の味を忘れる

緩く共振していく

どこかで噛み合わなくなった

価値観が薄れ

無邪気に惹かれ合う

乾いてる地盤が濡れるように

身体に残った泡が流れる

戻れないこの道

淡い硝子のように

汚れてるからさ、青に見える

未来はもういい

意味がない物で隙間を埋めて

満たさないと気が触れてしまう

目の前、笑う君

その上をかけるフリスビー

赤い花がこの空を覆っていって

ふやけた世界が寒冷を帯びて

草原に鳴り響く破裂音

黒く濁った筆を跳ねる

黙ったまんま車を走らせる

見通しが悪い約束を立て

もう光は要らない

隣抜ける荷台軽トラック

引き裂いても痛みなんてない

ぼんやりとした乾きだけが

渦巻いて、中心に立ってさ

ゆっくり毒が回ってくみたい

お前はそこでまだ俺を待ってる

でもそれもほんの数刻で

イカれてる蛇口は止まって

明日に波紋も収まってる

  • Lyricist

    ibushick

  • Composer

    mizuha

Sonatani Front Cover

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