Lyric

このまま宛もなくただ 人の波に飲まれて

くだらないことで 今と明日を紡いでいくだけ

散らかる部屋の隅で 膝を抱えていたって

光も差し込まぬまま ゆがみ続けていくだけ

そっと息をする 冷め切った土の下で

きっと抜け出せる 柔な光求め

いのちはゆれる　荒れ狂う日々の中で

しずかにゆれる　誰も気づかない場所で

風の中を泳ぐシャツ 清らかな陽を浴びて

吊るされてしまえば　また君に逢える気がした

頬をすり抜ける 爽やかなウソついて

そっと心地よく 正しく息をする

いのちはゆれる 今も死と隣り合わせ

かすかにゆれる 聳え立つビルに囲まれて

嘆き悶える 春の木漏れ日の中で

わずかにゆれる 流れ去る日々に歯向かって

いのちはゆれる　荒れ狂う日々の中で

かすかにゆれる　色褪せた過去に従って

たしかにゆれる　か細い光を求め

しずかにゆれる　誰も気づかない場所で