Lyric

いつか願いが叶うなら

わたしパンになりたいの

もしも笑わないで

聞いてくれるのなら

ずっとそばにいて

黄金色の海 そよそよと揺れる

風は笑う

あなたに会うために

わたしここまで生きてきたのね

涙があふれる夜

背中をさするよりも

柔らかく包み込む

特別じゃない特別

ありふれたやさしさ

いつか願いが叶うなら

わたしパンになりたいの

もしも笑わないで

聞いてくれるのなら

ずっとそばにいて

寝息のリズム すやすやと

毛布を膨らませて

健やかな朝を待つ

あなたの幸せがわたしの喜び

いつだってここにいるよ

ずっとそばにあるよ

忙しない日々に寄り添い

つまらない日々を照らす

そんなパンにわたしはなりたい

わたしパンになりたいの

笑わないでね

ありふれた食卓に

幸せを運ぶ特別なパンに

もしもわたしがパンになれたなら

少しずつ齧って

ゆっくりと噛み締めて

ふくふくと熱に変えて

歌になって 星になって