Lyric

片付けたアルバムからヒラリ落ちる言の葉

指と指の間を　蝶のように舞い行く

クソダサい髪型　寄せ書きには「夜露死苦」

管理された割には　良い顔で笑ってら

高崎から前橋　チャリで走る毎日

路地裏から合鍵　地下で煙吐き出し

いつだって心に　行き場の無い怒りが

ライブやって転んで　血に塗れた膝下

夜が終わることを恐れ朝方まで飲んだり

セフレの家滑り込んで朝まで乳揉んだり

どの瞬間から　俺は捨てた　マイクを

何時から無くなった　篭っていたスタジオ

普通に憧れて　自ら殺した　才能

いや違う　逃げたんだ　選んだよ　安牌を

何度願ったって　巻き戻せぬ過去には

暗くなった窓際　すでに定時18:30

変われないで　もがかないで　何も守れやしない

汗臭くて　ダサくたって　離さない夢だけは

色褪せた期待値　昨日までが非売品

なんて呼ばせんなよ　自分に

これは逆襲の物語

金持ちでもないが　貧乏でも無いし

友達もいるけれど　何か足りない帰り道

駅前のサイファーキッズ　加熱するラップバトル

特番に映るMC　ネトフリで流れるB.I.G

なんで俺は画面の外　なんで俺はベッドの上

確か俺はカメラの前　確か俺はビートの上

乗るトラックを間違えて　腰ばっかり痛くなって

韻より言い訳ばっか考えてんだよ　つまんねー

もういいかい　など誰も言っちゃくれない

努力しない成功は成功じゃない

窓際から眺めてる大東京

この景色とも今日でお別れしよう

変われないで　もがかないで　何も守れやしない

汗臭くて　ダサくたって　離さない夢だけは

色褪せた期待値　昨日までが非売品

なんて呼ばせんなよ　自分に

これは逆襲の物語