Lyric

たとえ世界の誰からも

必要とされていないとしても

僕は僕の歌が好きだから

世界に向けてまた歌を送るよ

キラキラ光る舞台に立ってみたいって

あれこれ道具買って

好きなことで生きてくって期待

無邪気に信じられてた時代

飛び込んだ実力勝負の世界

持ち込んだものじゃ何も取れない

僕がいなくても世界は回る

目標はすぐ現実に埋まる

なんのかんのと呟いたって

なんとかなるわけがなくって

劣等感と嫉妬の炎

引っ込められる術

きっと音楽しかないんだ

たとえ世界にどれだけ

才能溢れた人がいても

僕ならやれるはずだって

思えてたのは公開されるまでで

何度一覧覗いたって

一向に増えない再生数

だけど世界の誰からも

必要とされていないとしても

僕は僕の歌が好きだから

世界に向けてまた歌を送るよ

僕の好みのフレーズと和音

詰め込んで軽やかに運んで

30年前のヒット曲に

どうやら似てるみたいだけど

今流行ってる曲調は知らないし

わかったところで作れやしない

「他人の評価気にするのロックじゃない」って

自由がいつから呪縛になった？

同時に出る曲が多すぎて

埋もれてるだけと思いたくって

でも全曲チェッカーのリスト選外

おかしいな全力出しきったはずなのにな

たとえ世界の誰からも

僕が認知されていなくても

聴いてもらえれば評価されるって

思えてたのはリスト出揃うまでで

相互からしか来ない感想

コメント一覧も無味乾燥

だけど影響力のある人の

おすすめリストに載らなくても

僕は僕の歌が好きだから

まだ見ぬ誰かへまた歌を送るよ

曲を作り終えて

聴き返しているときが

一番幸せなのかもしれない

再生数を気にしなくていいから

ランクインした人を端からミュートした

他人の再生数見るのも嫌になった

上を見ればキリがないし

下を見ようとする自分が嫌になる

たとえ世界の誰からも

僕の曲が聴かれなくても

かまわないなんて強がりながら

きっと心は血を流してるけど

綺麗事言えるのが音楽だから

目一杯の正論投げ込むんだ

だから世界の誰からも

必要とされていないとしても

僕は僕の歌が好きだから

まだ見ぬ誰かへまた歌を送るよ