Lyric

懐かしき故郷の匂い

漂い流れる面影に

戸惑いの現実から逃避する心の中

月夜に惑ろむように

涙が頬をつたって零れ落ちる

瞳が痛みを語る

言葉に出来ない苦しみを

嘲笑う偽善者達尊き生命の意味よ

測り知れぬ煌めきが

音も立てず消えてゆく闇の中へ

夢と幻の間を彷徨い続けるように

時を刻む振り子のように

心が揺れ続ける

もどかしさが満ちてゆくように

彼方から授かった揺るぎない生命を

感じあい確かめて新たな生命の為に

やがては誰しもが

老いてゆくこの世界で

傷つけて気付かずに

未来は朽ちてゆきそう

血のつながりが無くとも

温もりが心の中へ注がれる

穏やかな愛の中へ

引き寄せてくれたあなた達のように

夢と幻の間を彷徨い続けながら

時を刻む秒針に培われた尊さが

もどかしさを消し去って

夢と幻の間を彷徨い続けながら

愛のある巡り合わせに

心を委ねながら

もどかしさを消し去って

互いを抱きしめあって

母なる大地のように

全てを包み込む

広き心を持ちて