Lyric

里ゆきとけて　龍のながれ　岸たてば　越の民　よみがえる

石棺(いし)はこび　王の墓　きずくとき　風がとおりぬけ

花がさき　鳥がうたう　越の国から

草あおばこく　越の海　見下ろせば　越の民　よみがえる

遠き国の　ことのは　いりまじり　風がとおりぬけ

木もれびに　異国をおもう　越の国から

木々　色かわり　越の国　見わたせば　越の民　よみがえる

実りの秋(とき)　稲穂ゆれ　かりいれば　風がとおりぬけ

よろこびに舞いつづける　越の国から

雷鳴とどろき　越の峰　見上げれば　越の民　よみがえる

王の墓　白く青く　そめるとき　風がとおりぬけ

いにしえにあしたをおもう　越の国から